カワムラの仕事
施工図は建物を作るために必要な図面ですが、仮設計画図は「人やモノの安全を守るために必要な図面」です。具体的には、現場で働く人であったり、周囲を通行する方々、走行する車輌など、現場を取り巻く全ての人とモノの安全を守るために必要な図面が仮設計画図です。
建設プロジェクトには様々な工事・作業があります。建築工事の請負会社はこの様々な工事・作業を円滑かつ安全に行わなくてはいけません。仮設計画図はプロジェクトの各行程に合わせて計画し、図面化したもの。都度、仕様の異なる工事に合わせて、安全かつ効率的に工事計画を行うための図面です。
河村建設では、「仮設計画」という一般的な呼称ではなく、敢えて「施工計画課」という専門的な部門を設置し、仮設計画図を作成しております。私たちが工事計画を作成するうえで考えてること、それは工事請負会社様の安全第一です。
色々と教えてください。
例えば、工事現場の周囲を囲っている「仮囲い」。最近では周囲の景観となじむように、イラストなどが入った仮囲いもありますね。
あれは第三者が間違えて現場に入るのを防ぐと同時に、現場から外部にモノが飛散しないようにするのが役割ですが、こうした「仮囲い」の計画・監修も承っております。
「仮囲いなんて単純に周囲を囲ってしまえば良い」というだけではなく、最近は、透明の仮囲いを見通し確保の為に活用することも増えましたね。こうしたことは全て「現場の安全確保」のための施策です。
足場もそうです。作業をするための床であることは勿論ですが、人が高いところで安全に作業をするため、資材を落としづらくするためのモノ・設備という意味合いもあります。
こうしたモノが「どこに」「どの目的で」「どの程度」必要なのかを検討し、「どの様に」設置するのかを、計画建物の工程に沿った計画をするのが、私たちの仕事です。
足場は鳶(とび)職の方々が、これまでの経験だけで組んでいるのではなく、私たち建設現場の工程を熟知した技術者が、安全性や作業性に配慮して計画しています。
そもそも失敗なんて絶対に許されない仕事です。
行政機関への手続きなどは私たちの仮設計画図などの書類が揃っていないと提出できないのですが、ひとつひとつのちょっとした遅れが積もり積もると大きな遅れに繋がってしまいます。最悪の場合は、全体のスケジュールを考え直さなくてはならないことにもなりかねません。
万が一、そんな事になれば、被害総額は現場の規模によって億の単位になることもありますから、常にお客様と緊密な連携をとりながら仕事を進めるよう心掛けています。
お客様への引き渡し予定日、いわゆる竣工日は絶対です。
商業施設などの場合ですと、一日遅れただけでテナントの売上にも影響を与えてしまいますので、そういう意味では仮設計画図は重要な役割を担っています。
河村建設では施工図と施工計画図の部門に分かれていますが「決められた期日までに、約束したこと・モノを届ける」という目的は部署に関係なく、どの仕事でも同じです。
万が一の時も「全員が力を合わせて目的を達成する!」という気持ちで業務にあたっています。そうです。皆が同じ気持ちをもって仕事をするのが河村建設。
困っている方がいれば、その困った方を常に助けたいと想う気持ち、それが「河村イズム」です。
COPYRIGHT© Kawamura Kensetsu Co., Ltd. All Rights Reserved.